患者様からいただくご質問の中から代表的なものをまとめました。ご参考となれば幸いです。
むし歯について
A.
日本人の9割がかかっているというむし歯。
お口の中に残っている食べ物のカスにむし歯菌が住み着き、歯を溶かします。
たかがむし歯、と軽く考えてはいけません。再石灰化が不可能なレベルに達すると、むし歯はもう元には戻りません。
むし歯を作らないためには正しい予防を心掛けることが重要です。健康な歯を守るのはあなたのちょっとした努力次第で可能なのです。
A.
むし歯がないのに冷たいものがしみるのは、知覚過敏です。これは、歯肉が下がったことでセメント質が露出し、刺激を感じる症状のことをいいます。
知覚過敏は、露出したセメント質の知覚を鈍くする治療を行うことで改善します。
小児歯科について
A.
乳歯は、一般的に生後6ヶ月くらいから生え始め、2歳頃生えそろいます。お母さんが妊娠して2~3ヶ月ですべての乳歯の歯胚(歯芽)ができ始め、4~6ヶ月位の胎児の頃に石灰化し始めます。
その後赤ちゃんが生まれると、下の歯から順番に生え、3ヶ月位後に今度は上の歯が生えてきます。
2歳前後になる頃には、全部で20本の歯が揃います。
A.
人間は、体の成長にともなってアゴの骨も成長します。
それによって歯列のアーチも大きくなり、 小さい乳歯よりも大きい永久歯が必要になるため、自然と生えかわるといわれています。
A.
小さめの歯ブラシで横磨きするのが、乳歯に適したブラッシング方法です。
歯と歯茎の境目や奥歯は丁寧に小刻みに動かします。
あまり大きく磨くと、歯垢が落ちなかったり歯茎を傷つけたりすることもあるので、注意しましょう。
歯周病について
A.
歯周病は、歯垢中の細菌が原因で歯周組織(歯の周りの歯肉や骨)に炎症を起こす病気です。
炎症により歯の根の周囲の骨が吸収され、進行すると最悪の場合歯が抜け落ちます。
歯茎から出血したり、歯がグラグラしていれば、歯周病の疑いがあります。
歯周病(歯槽膿漏)を予防して、入れ歯になるのを防ぎましょう。
A.
歯周病の原因は歯垢ですから、それをためない、増やさないことが基本です。そのためにはまず、正しく歯ブラシを使用し、こまめに歯を磨くことが重要です。
歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておくことが何より大切です。
保険外診療について
A.
保険診療主体で診療をいたしておりますが、患者様個人の価値観によって 健康保険での制限にとらわれない前歯や詰め物をご希望される方には、それぞれ個別に対応させていただきます。
詳しくは医師・スタッフにご相談ください。
矯正について
A.
歯にはもともと、力を加えられるとその方向に移動する性質があります。口の中に矯正装置を入れ、 歯に一定の力を持続的にかけて人工的に動かすことで、悪い歯並びや噛み合わせを治すのが歯列矯正です。
A.
歯列矯正は、単に見た目を良くするためだけのものではありません。歯並び・噛み合わせを良くすることで、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
また、いびきや歯ぎしり、舌足らずな話し方にも効果があります。
A.
以前は、矯正といえば金属の装置が主でした。その後、透明(表側)のあまり目立たない装置がでてきました。
最近では装置を歯の裏側につける方法もあり、外から見てもわからない状態で歯並びを治すことも可能です。
ホワイトニングについて
A.
ホワイトニングとは、薬剤を使って、天然の歯を白くする治療です。 以前は、歯を白くするためには歯を削って人工物に置き換えなければなりませんでしたが、この方法だと、歯を全く削らず安全に白くすることができます。
A.
歯の表面には硬くて透明な「エナメル質」、その下には削ると痛い「象牙質」、そして中心には「神経」があります。通常歯が黄色く見えるのは、主にこの象牙質の色が透けて見えるからです。
そこで、薬剤をエナメル質に作用させ、透明なエナメル質をスリガラス状態にします。これにより、その下の象牙質の黄色い色味が隠され、歯の明度が上がり、白くなります。
インプラントについて
A.
人間の歯は、永久歯が抜けてしまうともう生えることはありません。
そういった意味では毎日の歯磨きが非常に大切になってくるわけですが、やはり大きなむし歯や歯周病、または事故や転倒等で歯を失ってしまうこともあります。そんな時に、今まであった歯のように噛む、発音する、などとともに審美的にも充たされるものを求めた場合、入れ歯やブリッジではどうしても限界があることになります。
これらのことを充たすのが、インプラント治療となります。
詳しい診査、診断をすることにより、診療に関わる費用が決まりますが、自分の元にあった歯と同じ感覚、噛み応えと、しっかりとしたメインテナンスを行っていけば長期間に渡って使っていける等を考慮すると、インプラント治療は決して高いものではなく、価値のある治療法です。
A.
現在のところ、保険適用外の自費診療(自由診療)の扱いとなります。
A.
対象になります。
医療費控除とは、自分自身や家族のために支払った医療費の合計額が一定の金額を超える場合、その超える部分について控除を受けることができる制度のことです。
医療費控除の対象となる費用(審美治療を除く)
自分自身と生計を一にする家族のために支払った医療費。
その年の1月1日から12月31日までに実際に支払った医療費。
治療にかかった費用と、診療や治療のために電車代・バス代 等。
医療費控除の対象となる金額
次の式で計算した金額です。(注:最高で200万円)
[実際に支払った医療費の合計額] – [保険金などで補填される金額]) – 10万円(※)
※所得金額が200万円未満の人は、10万円ではなく、所得金額の5%を差し引きます。
控除を受けるための手続
お住まいの所轄の税務署に持参し所定の申告用紙に記入します。
その際、医療費の支出を証明する書類、例えば領収書などについては、確定申告書に添付するか、提示することが必要です。
また、給与所得のある方は、このほかに給与所得の源泉徴収票(原本)も付けてください。